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“ちょうどいい家電”を目指すパナソニック。「1000万人とつながる」 - Impress Watch

顧客に“つながる”パナソニックへ。QRで簡単登録

パナソニック 専務執行役員 アプライアンス社 社長の品田正弘氏は、「コロナ禍により、ビジネススタイルもくらしも大きく変わった。くらしの変化にしっかり向き合いテクノロジーで社会に貢献できることを考えている。くらしの中心となる『家』は、プライベートな生活空間から、仕事、学び、趣味などあらゆる活動の中心に役割を変えた。家には安心快適に加え、自分らしいライフスタイルを実現する場所として求められる要素が多様化した。これからの家電には一人ひとりが実現したいライフスタイルを後押しする役割が求められている」として、ルームエアコン「Eolia LXシリーズ」や、レイアウトフリーテレビ「TH-43LF1」などを紹介した。

Eolia LXシリーズでは、加湿機能の強化による快適な室内空間の実現、レイアウトフリーテレビは、テレビのデザインがインテリアになじまず、家具レイアウトが制限される問題などを解消するという。パワーコードレス掃除機「MC-NS10K」は、ゴミを捨てやすく、掃除の準備や後片付けの手間を解消し、いつでも使いやすく「家事を特定の誰かの役目にしない」など、いずれもパナソニックが目指す快適な暮らしのための新製品となる。詳細は家電WatchやAV Watchの記事を参考にして欲しい。

ルームエアコン Eolia LXシリーズレイアウトフリーテレビ TH-43LF1パワーコードレス「MC-NS10K」

パナソニック、給水なしで加湿や換気もできるエアコン「エオリア LX」

車輪で移動できる“レイアウトフリー”ビエラ。業界初の4K無線伝送

パナソニック、毎回ゴミ捨て不要な軽量スティック掃除機

“ちょうどいい家電”を目指すパナソニック。「1000万人とつながる」 - Impress Watch

加えて、これからの家電の形として、「家電を購入していただくだけでなく、購入した後のサービスを充実していく」とし、パナソニックが顧客と“つながる”の強化について説明した。

パナソニックが目指すのは、家電購入時から一人ひとりに寄り添うサポート。同社のIoT家電は「Club Panasonic」の会員となり、商品を登録し、ネットに家電を繋ぐことでメーカーと顧客の“つながり”がスタートする。

しかし、これまでのIoT家電ではネット接続のための商品情報登録が面倒なしくみになっていた。そこで、QRコードによる商品情報の簡単読み取りを6月発売の炊飯器から順次導入。QRコードをスキャンするだけで商品登録が簡単に行なえるため、好評という。

IoT家電がパナソニックとつながることで1to1サポートが可能となり、使いこなし方やお手入れなどのメンテナンス情報を提供。さらに、1台1台に最適なサポートを行なえる有料サービス「Panasonic Care(パナソニック ケア)」を開始する。

パナソニック ケアでは、IoT対応家電の使用状況に応じて手入れのタイミングを通知し、部品や消耗品を届けるプランと、さらに修理保証が付いたプランを提供する。エアコンはお知らせプランが7,000円、メンテナンスプランは1万円。洗濯機は6,000円、15,000円となる。

10月1日から受付開始。2021年秋発売のエアコン・洗濯機からスタートし、対象の製品を順次拡大する。修理保証付きのプランでは、メーカー保証の1年を超えた場合でも、購入から最大で5年間、故障の際には追加料金なしで修理対応を行なう。

加入は、パナソニックの公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」から申し込む。オンラインとリアルで最適なサポートを行なうサービスとして強化していく。

エアコンクリーニングサービスもリニューアル。クリーニングの最適なタイミングをお知らせし、真夏や真冬などを避けていつでも快適にエアコンを利用可能にするもの。価格は6.3kW以下が24,200円、6.4kW以上が37,400円。クリーニング内容は室内機の部品の分解洗浄、高圧水による内部洗浄など。