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Jul

ダイソンのスティック掃除機はなぜ人気があるのか? V6 Fluffyの魅力を改めて検証

今回は、ダイソンのコードレスクリーナー、Dyson V6 Fluffy(ダイソン V6 フラフィ)を取り上げます。本機は発売から1年近く経ったモデルですが、未だに高い人気を誇っています。

本機は5万円以上の価格にもかかわらず、ヨドバシカメラのオンラインショップで5位にランクイン(ちなみに1位は、本機の付属品違い、色違いの「Dyson V6 Fluffy+」)。また、価格ドットコムの「コードレス掃除機 人気売れ筋ランキング」でも5位にランクインしています。なぜここまで人気があるのか、「収納用ブラケット」など、知る人ぞ知る付属品を含め、改めて検証してみました!

微粒子を逃さず捕らえ部屋の空気よりキレイな排気を実現!

本機には上の写真に出てくる技術のうち、高いゴミ分離力を実現する2層15個のサイクロン「2 Tier Radialサイクロン」と、強力な吸引力の原動力「ダイソン デジタルモーター(V6)」を搭載。このゴミ分離力×吸引力の相乗効果で強力に集じんするんです。

本機の特徴は、本体の後部にポストモーターフィルターが付いていること。メッシュ状の青い部分です。このフィルターなどの効果により0.3μmレベルの微粒子を99.97%除去。その排気は、部屋の空気よりキレイだとか。日本人の美徳である「来たときよりも美しく」を、まさか外国製品が体現するとは……。

大小のゴミを捕らえるローラーで床がツルツルに

ヘッドには専用モーターで回転する全幅サイズのローラーを搭載。ローラーは柔らかいソフトローラーで、このうち赤地と青地のナイロンフェルトで覆われた部分は、大きなゴミを捕らえるのに役立ちます。

ダイソンのスティック掃除機はなぜ人気があるのか? V6 Fluffyの魅力を改めて検証

一方、赤と青の地の継ぎ目にある黒い帯状の部分(4列あります)は、カーボンファイバーブラシ。こちらは微細なゴミを除去する役割があります。つまり、大きなゴミも、小さなゴミも、両方とれるというわけです。

部屋で実際に使ってみると、ちょっとかけただけでゴミが大量にとれました! 「オイオイ、冗談だろう?」。アメリカ人じゃなくてもそんなリアクションになります。誓って言いますが、私はそれほど掃除が嫌いではありません。こまめに掃除機をかけていたつもりだったのですが……。

絶対に使うべき付属品「収納用ブラケット」とは?

次に、付属品を見ていきましょう。付属品は、隙間ノズル(中央上から2番目)、コンビネーションノズル(中央下から2番目)、収納用ブラケット(中央下)、ミニモーターヘッド(左下)などです。

さて、前述した付属品のなかで、「収納用ブラケット」とはなにかご存じでしょうか? こちらは、本体を収納しつつ充電する器具。その設置方法&使い方は以下の通りです。

私はムダに重い本棚があったので、こちらに固定しました。収納したたたずまいが美しいですね。サイクロン部の有機的な曲線、カワセミの羽色を思わせるパイプの輝き。私の部屋では、明らかに異質ではありますが、悪くないです。この収納用ブラケットは、本機のグリップを押し込むと、ガチャっとはまって自動的に充電が始まる仕組み。ワンタッチでスッキリ着脱できて、充電も同時にできるのが便利でした。

付属のミニモーターヘッドを使えばふとん掃除機に早変わり

さらに特筆すべきは、付属のミニモーターヘッドを利用すれば、本機がふとん掃除機に早変わりするということ。また、コンビネーションノズルを利用すれば、パソコン回りやテレビ裏など、デリケートかつ凹凸のある場所でもしっかり掃除できます。

いつでもゴミがたんまり取れるから掃除が楽しい!

使ってみた結論をいうと、これほど楽しい掃除機はありません。コードレスであるゆえに、制限なく動けてストレスは皆無。通常、コードレスはパワーに課題があるものですが、本機は何度やってもゴミがたんまり取れるため、高い達成感が得られます。メカっぽいデザインもたまらない魅力で、男性に人気があるというのも納得。

ある女性が、「旦那にコレを与えておけば喜んで掃除をしてくれる。ロボット掃除機を買ったと思えば安いものよ」といっていたのがよく理解できます。発売から1年が経ち、実売価格も6万3500円とだいぶこなれてきた本機。いまが狙いめかもしれません。

【URL】

ダイソン http://www.dyson.co.jp/

Dyson V6 Fluffy http://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/cordless/dyson-v6/fluffy.aspx