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Sep

隅まできれいになって効率もUP!お坊さん流ぞうきんがけの方法

"ていねいに素早く"を意識して行われるお坊さんの掃除。繰り返すうちに、より短時間でできるようになります。手抜きでなくても、効率的に掃除ができる知恵を教わりました。【画像】隅まできれいになって効率もUP!お坊さん流ぞうきんがけの方法<教えてくれた人>吉村昇洋さん曹洞宗八屋山普門寺の副住職。曹洞宗大本山永平寺で2年2カ月の修行生活を送った後、現在は副住職のかたわら、公認心理師、臨床心理士として病院にも勤務。『心とくらしが整う禅の教え』(オレンジページ)など、著書も多数。

髪の毛を落とさない&やる気スイッチを押すためにまずはタオルを巻こう!

自分のやる気スイッチを押す所作を各自で決めておくと、だらだらすることなく、掃除が始められます。例えば、キュッとタオルを頭に巻いてみる。髪の毛が床に落ちずにすみ、気持ちがサッと掃除モードに切り替わるはず。

 隅まできれいになって効率もUP!お坊さん流ぞうきんがけの方法

汚れがよく見えるように!ルンバになったつもりでぞうきんがけをしよう

お坊さんの掃除の基本は、ぞうきんがけ。立ったまま使うフローリングワイパーと違い、視線が下がるので隅々まで汚れが見えます。目的は掃除をすることではなく、きれいにすること。ぞうきんがけこそが、大事です。

正しいぞうきんの絞り方

わきをしっかりと締めて両手が上下に並ぶように。丸めたぞうきんを縦に持ち、わきを締めて上下をつかむ。ぞうきんは2枚重ねのほうがよく絞れますよ。わきを開きながら手を横に倒ししっかり絞る。わきを開くと自然にぞうきんがねじれて水が絞れる。再びわきを締めながらさらにねじると、しっかり絞れる。

正しいぞうきんのかけ方

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手のひらをしっかりつけて体重をかけて拭く。ぞうきん全体に力をのせることできれいに拭けるので、手のひらまでしっかりぞうきんにつけて拭く。指先を置くだけだと圧力がかからないので×。指先だけでぞうきんを動かすと指先の下にしか圧力がかからない。ラクに前に進むが、床はきちんと拭けない。

階段のぞうきんがけは上→下にテンポよく!

汚れもほこりも上から下に落ちるので、階段、壁面、窓などはその流れでの掃除が合理的。テンポよく、でもきれいに仕上げることだけを意識すると掃除に集中できます。ちなみに永平寺の階段拭きは全員でテンポを合わせて進めます。

ちなみに……縦に持ち、親指をはさむと拭くのが早くなり時間が1/2に!

階段の奥行きに合わせて、縦にぞうきんを当てるとひと拭きで1段終了。手前の親指でぞうきんをはさむと、サッと下の段に移動できるので、さらに時間短縮に。参照:『サンキュ!』2022年3月号「お坊さんのお掃除術」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。編集/サンキュ!編集部

サンキュ!編集部