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ケルヒャーから初のスチームモップ - コンパクトで取り回しやすく狭い場所もキレイに

ドイツの清掃機器メーカー「ケルヒャー」の日本法人、ケルヒャー ジャパンは、同社初の家庭用スチームモップ「SC Upright」と「SC Upright プレミアム」を10月26日に発売します。価格はSC Uprightが19,580円、SC Upright プレミアムが21,780円です。メディア向けのオンラインセミナーから紹介します。

ケルヒャーは、スチームクリーナー、高圧洗浄機、ガーデンツールといった清掃機器を手がけるドイツのメーカーです。ケルヒャー ジャパンの調査よると、日本では自宅で過ごす時間が長くなって清潔意識も高まり、「目に見えるゴミだけでなく、雑菌など目に見えないものに対しても衛生ニーズが高まっている」とのこと。

そんな背景を受けて、ケルヒャーはスチームモップに注目。コンパクトで動かしやすさに注力した「SC Upright」と「SC Upright プレミアム」を投入します。

使い方は、マイクロファイバー製クロスをセットしたあと、本体の給水タンクに水を入れて電源オン。電源を入れてからスチームモップを使えるようになるまでの時間(ヒートアップ)は約40秒。給水タンク容量は約0.4Lです。「強モードでの定格使用時間は2時間」とのことなので、家中をしっかり掃除できそうですね。

ケルヒャーの製品ラインナップには、蒸気を使って家具やガスレンジなどを掃除できる「スチームクリーナー」という製品があります。どちらも蒸気で掃除をするアイテムですが、スチームクリーナーとスチームモップはどのように使い分ければよいのでしょうか。

ケルヒャーから初のスチームモップ - コンパクトで取り回しやすく狭い場所もキレイに

同社に確認したところ、「スチームクリーナーは、キッチンからソファまで水拭き清掃できる範囲が広く、家中の清掃に使えるオールマイティな存在」。一方、新製品のスチームモップは「床専用」ということで、掃除をする場所によって使い分けることになります。

スチームクリーナーもスチームモップも、基本的には洗剤を使わず、約100℃の高温スチームで汚れを落とすという特徴は同じ。掃除機やフローリングワイパーなどで取り切れない床の汚れを拭き取るほか、スチームモップでは「強モードで30秒以上の噴射におって、99.99%の除菌が可能」とのこと。見えない汚れが気になる人にもうれしい機能です。

「給水タンク」は取り外しが可能。1回0.4L、満水で約10分連続で噴射します。途中で水がなくなったら給水すれば引き続き使えます。給水タンクにはキャップがついているため、横に倒してもこぼれにくいところがポイント。水道水を使うためボイラーの内部にカルキが付着してしまうのですが、それを防ぐのが「スケール除去カートリッジ」。水あかの成分を入り口で取り除くため、面倒な内部ボイラーの洗浄が不要になるというわけです。

本体をできるだけスリムにして、コンパクトに仕上げた点も特徴のひとつ。本体を左右に倒すと、フロアノズルが約6cmの家具の下まで入り込みます。小回りがきくため、トイレのすき間など狭い場所の掃除にも活躍しそうです。

「SC Upright」と「SC Upright プレミアム」は基本機能が同じですが、電源コードの長さ、付属品、重さが異なります。コードの長さは「SC Upright」が5m、「SC Upright プレミアム」が7m。付属品は、「SC Upright」がマイクロファイバー製クロス×1枚とスケール除去カートリッジ、「SC Upright プレミアム」がマイクロファイバー製クロス×2枚とスケール除去カートリッジ。重さは「SC Upright」が2.5kg、「SC Upright プレミアム」が2.9kgです。

両モデルとも、本体サイズは長さ243×幅168×高さ1,185mm。スチーム調節は強と弱の2段階です。

スチームモップは床掃除に使いますが、飲み物を拭き取るほか、床全体の拭き掃除といった普段の掃除に活躍します。さらに、スチームによる除菌効果も得られるということで、普段の床掃除をするだけで、追加の作業をしなくても目に見えない汚れをキレイにできるわけです。

ちなみに、スチームモップで掃除できる床材については、「極端に熱に弱い素材以外はほとんどの家屋向け床材に使えます。クッションフロアも可能です。畳は清掃したあと十分に換気して乾燥させてください。ただし、コーティング済み床材などさまざまな種類がありますので、可能であれば床材の取り扱い説明などを参照してください。とくに絨毯などはお気を付けください」(ケルヒャー ジャパン)とのこと。気になる場合は、購入前に床材の取り扱いを確認すると安心です。