16

Oct

失敗しないコツは?充電式でも吸引力がパワフルなコードレス掃除機の選び方

コードレス掃除機は電源のない部屋でも使用でき、小回りも効くので便利です。少し前までは、コードレス掃除機は吸引力が弱いというイメージもありましたが、現在では吸引力の優れた製品が多く販売されています。

今回は吸引力のあるコードレス掃除機の選び方やおすすめ商品を紹介します。

比較するべきポイントは? 吸引力のあるコードレス掃除機選びのコツ

コードレス掃除機を選ぶ際、チェックしておきたいポイントの1つに「吸込仕事率(吸引仕事率)」があります。吸込仕事率は、掃除機が空気などを吸い込む力の強さを表した値で、ワットで表示されます。ただし、この値はクリーナーヘッドなどを付けずに計測するため、吸込仕事率と実際に掃除機がゴミを吸い取る力が一致するとは限りません。実際の吸引力の強さは、吸込仕事率に加えて「ヘッドの種類」や「集じん方式」も含めて判断しましょう。

また、コードレス掃除機の場合はバッテリーの連続駆動時間や本体の重さも使いやすさに大きく関わるため、チェックが必要です。

【参考】コードレス掃除機の比較ポイントは?人気メーカーの特徴とおすすめ製品をピックアップ

以前はサブ掃除機としてのイメージが強かったコードレス掃除機ですが、現在はメインの1台として通用する性能の製品が主流です。

サイクロン掃除機の代表格であるダイソンや、業務用掃除機で有名なマキタをはじめ、多くのメーカーが吸引力の強いコードレス掃除機を開発しています。

アイリスオーヤマやツインバード、山善など大手以外の家電メーカーが、品質を保ちながらも機能をシンプルにした、いわゆる「ジェネリック家電」は、安い価格帯でも吸引力に優れるコードレス掃除機が多いです。

Amazonの「掃除機の売れ筋ランキング」を見ると、ランキング上位のほとんどが吸引力の強いコードレス掃除機です。キャニスター式掃除機やロボット掃除機を抑えて高順位を獲得していることから、コードレス掃除機の人気の高さが伺えます。

コードレス掃除機の集じん方式(ゴミを集める方式)には、大きく分けて紙パック式・カプセル式・サイクロン式の3つがあります。

本体内部のカプセルにゴミを直接溜めるカプセル式と、遠心力で吸引したゴミと空気を分離させるサイクロン式では紙パックを使用しません。そのため、この2つの方式では紙パックを購入する必要がなく、消耗品のコストがかからないという利点があります。

一方で紙パック式は、ゴミが溜まったらパックを捨てるだけで良いので、カプセル等をお手入れする手間が省けるというメリットがあります。それぞれの利点を把握した上で、自分に合うものを選びましょう。

【参考】サイクロン式?それとも紙パック式?コードレス掃除機の賢い選び方と人気メーカーのおすすめモデル6選

コードレス掃除機にはバッテリーが内蔵されているタイプと着脱可能なタイプがあります。着脱式バッテリー搭載の掃除機は、予備バッテリーを充電しておけば必要な時にいつでも交換できて便利です。

バッテリー内蔵式のコードレス掃除機は機種によって、バッテリー交換ができるモデルがあります。バッテリー交換の方法は、大きく分類すると以下の通りです。

■メーカーから別売りされているバッテリーを購入して自分で交換する■電池が内蔵された部品ごと購入して交換する■販売店に電池交換を依頼する

充電式バッテリーは充電を繰り返すと性能が落ちます。コードレス掃除機を長く愛用したいなら、手軽にバッテリー交換ができる製品を選ぶのもひとつの手です。

失敗しないコツは?充電式でも吸引力がパワフルなコードレス掃除機の選び方

コードレス掃除機のバッテリーの寿命は、掃除機の日々の使い方や機種によって異なります。充電してもすぐに電池切れする場合はバッテリーが弱っている可能性が高いため、交換時期が来ていると判断できます。

吸引力が強いおすすめのコードレス掃除機

ここからは、コードレス掃除機の中からおすすめの製品を紹介します。吸引力が強いものを中心に選びましたので、参考にしてみてください。

ペットの毛や髪の毛がからみにくい「からまないブラシ」を搭載したパナソニックのコードレス掃除機「パワーコードレス MC-SBU840K」です。

スティック時の重さは2.6kgと軽量で、最長約90分間使用できる大容量リチウムイオン電池を搭載しています。4種類のアタッチメントを使い分けることで、ふとん掃除や自動車の車内清掃など、様々な用途に使用できます。

【参考】パナソニック公式サイト製品詳細ページ

毎分最大10万7000回転して強い吸引力を生み出す「デジタルモーターV7」を搭載する、ダイソンのコードレス掃除機「V7 Slim」です。

モーターヘッドは狭い隙間も掃除しやすいコンパクトタイプ。軽くてバランスの取れた設計のため、高い場所や家具の下なども掃除しやすいです。

【参考】ダイソン公式サイト製品詳細ページ

V6からV7、V8、V10、V11まで!ダイソンのコードレス掃除機の機能と性能を徹底比較

アイリスオーヤマの紙パック式コードレス掃除機「SBD-E4P」です。約1.7kgの軽量ボディと自走式のパワーヘッドにより、ラクに掃除できます。

付属の静電モップは、充電スタンドに付いている専用のクリーナーでほこりを吸い取って、何度でも繰り返し使用できます。充電スタンドには付属パーツや予備の紙パックを収納できて便利です。【参考】アイリスプラザ製品詳細ページ

日本の住宅に合わせて開発されたシャークのコードレス掃除機「CS401J」です。マルチフロア対応のヘッドで、フローリング・カーペット・畳など様々なタイプの床をきれいに掃除できます。

バッテリーが2つ付属しており、予備のバッテリーを充電ドックで充電すれば、いつでも交換できて便利です。付属のミニモーターヘッドは布団クリーナーとしても使用できます。

【参考】シャーク公式サイト製品詳細ページ

ありそうでなかった!家中どこでもサッと使えるSharkのコードレススティッククリーナー「EVOPOWER SYSTEM」

細部まで使いやすさにこだわっているのが、日立のコードレス掃除機「PV-BFL1」です。「小型・軽量ハイパワーファンモーターTR」を搭載し、コンパクトながらパワフルにゴミを吸引します。

1.4kgと軽量で取り回しがよく、延長パイプを取り外してハンディ掃除機としても使えます。Amazonでは1000件以上のレビューが投稿されていて、平均星4つの高評価を獲得。吸引力の強さに加え、扱いやすさも好評を受けています。

【参考】日立 公式サイト製品詳細ページ

吸引力が強いコードレス掃除機の中でも、アタッチメントが豊富な製品やバッテリーが2つ標準装備されているものなど、様々なバリエーションがあります。希望する条件をしっかりかためて、理想のコードレス掃除機を見つけてください。

※データは2021年3月中旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット