08

Feb

これはマジで使える子!ロボット掃除機「ルンバ980」が我が家にやってきた!【レビュー】

ずっと欲しかったロボット掃除機「ルンバ」がやっとウチにも来たー!

先月、ダメ元で応募していたルンバのモニターなんですが、なんでかたまたま当選してしまいました。しかも、ちょうど年内に買おうと決めていた Wi-Fi・スマホ対応、カーペットブースト機能搭載の最上位機種「ルンバ980」ですってばよ。

まぁ、今、ロボット掃除機をちゃんと選定したら「買うなら普通にルンバの最上位機種だよねー」となるのは確かで、ホントに欲しかった機種なだけに喜びもひとしおと言ったところ。

いちおう永久モニターの当選ということで、率直な感想を公開してくれたら嬉しい。みたいなことが案内には控えめに書いてはあったものの、なんと具体的なノルマは無し。という太っ腹ぶり。

うっかりとこのまま黙って使っていても良さそうにも思えたんですが、でも、数週間使った感じではお世辞抜きでホントにいい機種だし、あとは「ハウスダスト+花粉+ネコアレルギー持ち」というかなり面倒な属性であるところの僕が、果たしてロボット掃除機で満足できるのか、という、多分、似た境遇の人なら絶対知りたいであろう情報やノウハウなんかもあるよね。とかとか、思うところがあったので、正直な感想とか気が付いたことなんかを、少しずつ、記事に書いていくことにしました。

とりあえず、今回の記事が1本目のレビューになるので、まずは写真を中心に簡単に説明していきたいと思います。(と思っていたら、後半、かなり込み入った話も書いちゃってますが。)

というわけで、まずはルンバ980の箱の中身からチェックしていきます。

箱を開けるとドドーンと本体が。この時点でいきなりワクワクします。緑の箱には付属品が。

付属品は、バーチャルウォール×2、バーチャルウォール用の乾電池、交換用フィルター×2、交換用エッジクリーニングブラシ×2、ホームベース用電源コード。

あと、ルンバを充電するホームベースが入っています。

紙ものはスタートガイドと取扱説明書の2冊。国内正規品なので、どちらもちゃんと日本語です。

本体には、最初からエッジクリーニングブラシ(写真左上の回転ブラシ)とダスト容器のフィルターが取付け済み。黄色の保護シートを引き抜けば、箱から出していきなり使える状態です。

エッジクリーニングブラシは片側だけですが、ルンバは丸形ということもあって、うまく回転しながら掃除してくれます。ちなみにブラシは消耗品なので、1本ということは、ランニングコストや交換の手間も少なくて済みそうです。

「バーチャルウォール」は、ルンバの立ち入りを禁止できる仮想的な壁です。

モードが2つあり、1つは半径1.2mの壁。もう1つは、直線3mの壁として機能します。

2つのモードの切り替えは、バーチャルウォール側のスイッチで行えます。

立ち入ってほしくない場所に置けば、ルンバが周りに近づかなくなる、という仕組み。

電源をホームベースにつないで、ルンバを置けば設置完了です。

ルンバは、掃除が終わったり、充電が切れそうになると自力でこのホームベースまで帰ってきます。

もちろん、ホームベースが無いフロアにルンバを運んで使うこともできます。例えば、1階が終わったから次は2階に運ぶ、という使い方もアリ。そういう使い方でも実用的です。(ただし、使い終わったら、ホームベースがある階に戻してやる必要はありますが)

また、ルンバ900シリーズの「iAdopt 2.0」という高度なナビゲーション機能は、けっこう優秀。

これは、カメラやフロアセンサーなどを駆使して、ルンバが自分の場所を把握。掃除していないエリアなどを判断できるようになる機能です。

iAdopt 2.0 が効いているのか、実際、ルンバ980の動きは賢い感じです。これは、例えば、

これはマジで使える子!ロボット掃除機「ルンバ980」が我が家にやってきた!【レビュー】

という感じ。

もちろん掃除中の動きもランダムではなく、なぞるように部屋をキレイにしていったり、隅を重点的に掃除したりと、かなり考えている感があります。

ゴミが集められるダスト容器はお尻のところ。

黄色いラインのフタを開けて捨てるだけです。

週に1回はフィルターを外して掃除するよう推奨されています(ペットがいる場合は週2回)。

ダスト容器は水洗い禁止。どうしてもほこりが気になる人は、ベランダや外でエアーダスター(OAクリーナー・エアブロワー・ダストブロワー)などで吹き飛ばすと楽にキレイにできますし、ついでにフィルターもキレイになります。

ルンバの基本的な操作は、丸いシルバーのボタンを1回押して電源を入れてから、もう1回押すだけ。左のホームボタンでホームベースに帰還、右のスポットモードボタンでルンバがいる場所を重点的に掃除できます。

そして、ルンバ900シリーズと言えば、忘れちゃいけないのがスマホ対応。

Android や iPhone などから、専用アプリで次のような操作ができます。

最初は、「スマホアプリなんか実際に使うの?」と疑問でしたが、どういうわけか、僕はルンバを動かし忘れて外出することが意外と多く、外出先から掃除をスタートするのにけっこう重宝しています。

また、他だと家電連動系のスマホアプリは出来が悪いことも少なくないのですが、iRobot のこのアプリは案外と良くできている。というのも特筆です。

ルンバは 2.4GHz 帯の Wi-Fi アクセスポイントにのみ接続できます。家で使う分には、隅々まで電波が届く 2.4GHz 帯の方が有利でしょう。スマホ側は、初回設定時のみルンバと同じ Wi-Fi アクセスポイントに接続する必要がありますが、一度接続してしまえば、5GHz 帯の Wi-Fi アクセスポイントや、4G/3G などのモバイルネットワーク経由でもルンバを操作可能です。

おっと、今回はフォトレビューなので詳しい話は避けるつもりでしたが、どうも細かいことを書いてしまうクセが…(苦笑)

他も、色々と書きたいことはあるのですが、今回はいったんこの辺で締めたいと思います。

最後に、僕がこの「ルンバ980」をどう思っているか?ですが、実際のところ、「ルンバがちゃんと動いているか、チェックしたい」という気持ちは2回目には失せた。というのが、一番伝わりやすい表現なのではないかと思います。

それはつまり、それだけ信頼できる、という事です。

これは、ロボット系家電にとってかなりの誉め言葉になるんじゃないでしょうか。

逆に言えば、最初の1回目は、滑りやすい敷物の場所が動いていたとか、詳細は後日書きますが、インドギャベという毛織物絨毯とは相性が悪いとか、そういう事はあったわけです。また、浴室の入口を乗り越えられずにエラーを出していたこともありました。でも、苦手なものさえ分かってしまえば、「ボタンを押したら、あとはうまいことやってくれるだろう感」が凄くて、いい意味でつまらない。そういう感覚。

ロボット掃除機ってこんなにゴミ取れるの?という程度にはキレイになるし、バッテリーの持ちも非常に良く、1階と2階を両方掃除させてもまだ余裕がある。割とアグレッシブに狭いところも攻めるし、至らない点があっても、掃除機を掛ける頻度が上がることで多くはカバーできる。そもそも人間では掃除しづらいベッドの下とかまで掃除してくれる。とかとか。

もちろん、床には家具や敷物以外のものは極力置かないとか、滑ったりめくれやすい敷物は固定するか高いところに上げておく、とかの準備は必要です。が、僕はどちらかと言えば機械を使うのが得意だし、整理整頓も好きな方なので、どれもさほど苦にならないし、何かあっても、次は対策すれば良いだけ。という感じ。

機械が苦手なうちの嫁さんからすると、この辺の景色は少し違ってくるかもですが、ウチはもともと床に物を置かないルールを徹底していたので、単純に掃除だけが楽になって、自由な時間も、また、空気がキレイな時間もかなり増えました。

今度こそ最後に。実は僕は、薬を飲むほどではないもののハウスダストアレルギー持ちでして、今の家に引っ越してから慣れないベッドとソファ生活でアレルゲンの管理に少し手間取っていたのですが、正直、ルンバのお陰でその辺はかなり楽になりました。

健康関連のことなので下手なことは書きづらいし、詳しいことはもう少し使い込んでから別記事にしようと思っていますが、同じ境遇の人なら、辛いときに助けてくれる人や機械があることがどれだけ有難いことなのかは、きっと分かってくれると思います。

また、僕は動くと体が暑くなりやすいタイプなので、掃除機をかけるとかなり体力も奪われる。というのもあります。そういう面でも、ルンバ980は、僕の時間をめちゃくちゃ増やしてくれている。とても有難い存在だと思っています。

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