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ネコ用“全自動トイレ”の最新モデルは、掃除のタイミングまで教えてくれる:製品レヴュー

子どものころから、ネコはいつでもそばにいた。だから実家を出たときには、ネコを2匹もらってきて飼い始めた。夜中の3時にかわいい子ネコがベッドに毛玉を吐き出したりしなければ、本当のマイホームのように感じられなかったからだ。

ネコはいい。大好きだ。本当に好きだ。あちこちのショルダーバッグには、ネコの手のピンバッジが何十個も付けてあるし、あの太っちょなネコのキャラクター「ねこのプシーン」のグッズも何個かもっている。ミュージカル『キャッツ』の曲「スキンブルシャンクス – 鉄道猫」や「ラム・タム・タガー – つっぱり猫」の歌詞もすべて知っている。

だが、ネコを愛しているのと同じくらい、ネコが人生にとって重要であるのと同じくらい、トイレの砂の臭いは我慢ならない。

汚れていなくても、トイレの砂の臭いは嫌いだ。いつでも鼻の中がムズムズする。そして、掃除すべき時期を過ぎているネコのトイレほど、ひどいものはない。

だから神経質なほど汚れた砂をすくってしまう。これはやらざるを得ないただの家事なのだが、とにかく嫌なのだ。そこで数カ月前から、この家事を全自動ネコ用トイレの最新モデル「Litter-Robot 3 Connect」に任せている。

ネコ用“全自動トイレ”の最新モデルは、掃除のタイミングまで教えてくれる:製品レヴュー

魔法のように排泄物が“消える”

リッターロボット(Litter-Robot)は、その名の通りネコのトイレロボットである。しかし、見た目はまるで宇宙船だ。これを居間に置いたところ、遊びに来た客は誰もが、ヘヴィサイド層への発射を待っている小さな宇宙船のように見えると言っていた(念のため説明すると、ヘヴィサイド層とは『キャッツ』に出てくるネコの天国を指す)。

機械としては複雑だが、設置も使用も掃除も、非常に簡単だ。箱から出して10分もしないうちに使えるようになる。そこでソファーの陰にしゃがんで、ネコたちが新しいトイレロボットを探る様子を見ていた。

仕組みはこうだ。ネコが中に入って用を足す。そしてトイレから出ると、数分後にトイレがブーンという音を立てて動き出す。中央の筒が回転して(コンクリートミキサー車の中にネコの砂が満タンに入っているところを想像してほしい)トイレの砂をフィルターに通し、排泄物と未使用の砂に分ける。筒が回転すると、排泄物は筒の下に隠れている引き出しへと落ちる。そのあとは逆回転して、新しい砂を次のネコのために補充する。

清潔に保つために、排泄物用の引き出しにはゴミ袋か本体に付属の袋を装着しておく。トースターからトレーを引き出してパンくずを掃除するようなものだが、満杯に入っているのが焦げたパンくずではなくネコの排泄物というだけだ。

スマートフォンのアプリにも対応

このロボットは、引き出しが満杯になって空にする必要があることを教えてくれる。Wi-Fi接続に対応しているので、スマートフォンやスマートウォッチで掃除のタイミングを伝える通知を受け取れる。掃除するときは引き出しを開け、袋の口を結べば終わりだ。何かですくう必要はない。

最初は臭いが心配だった。基本的に2日分のネコの排泄物が、ごみ箱ではなく引き出しに入れっぱなしになるからだ。ありがたいことに引き出しにはエアフィルターが備わっていて、臭いを抑えてくれる。それどころか、トイレの砂の臭いをかぐのも、引き出しを空にするときだけだ。

このWi-Fi対応のリッターロボットは、スマートフォンのアプリにも対応している。なぜなら、いまどきアプリに対応していないものなどないからだ。