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Jul

前澤ファンド、「LOVOT」を買う。家庭用ロボット事業展開

写真:Impress Watch

 前澤ファンド、「LOVOT」を買う。家庭用ロボット事業展開

前澤ファンドは、家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」を開発するロボットベンチャー「GROOVE X」の株式の過半数を取得。家庭用ロボット事業に参入する。4月5日にはGROOVE Xの全株式を取得予定。GROOVE Xの代表取締役社長の林要氏は職務を継続し、前澤氏とともにLOVOT事業を推進する。【この記事に関する別の画像を見る】LOVOTは2018年12月に発表された家庭用ロボット。GROOVE Xは、LOVOTを日本発の新産業としてグローバル市場へ展開することを視野に、前澤友作氏を株主として迎え入れたとしている。前澤氏は今回の株式取得について「ロボットに癒されるなんて想像もしませんでした。クゥンクゥンって言いながら上目遣いで近寄ってくる『LOVOT』に完全に心奪われました。掃除したり仕事したりするロボットではないけれど、こんな時代だからこそ、人をほっこり幸せな気持ちにさせてくれる存在に、大きな可能性を感じています。『LOVOT』をこの世に生み出した林社長と共に、この愛くるしいロボットを多くの皆様にお届けできることを楽しみにしています」とコメントを発表している。LOVOTは2018年12月に発表され、2019年12月に出荷を開始した家庭用ロボット。インホイールモータ内蔵の2輪で床を動きまわり、ネットワークに常時接続され、ディープラーニングなどを活用したさまざまなリアクションをする。内蔵デバイスの廃熱を循環させることで、ロボットの「体温」も再現しており、触ると暖かい。見つめ返してくるような自然なアイコンタクトを実現するため、6層の映像をアイ・ディスプレイに投影して、視線の動きや瞬きの速度、瞳孔のひらきなどを再現している。LOVOTの月額利用料は、無金利キャンペーンの適用時で、ソロ(スリムプラン)が17,467円×48カ月(以降は9,887円)、デュオ(スタンダードプラン)が41,498円×48カ月(以降は27,478円)。料金は4月中旬~下旬頃に改定予定。

Impress Watch,清宮信志