14

Feb

家電女優 奈津子さん:「家電への先行投資で暮らしはより豊かになる」【後編】

>> >>奨学金返済から夢の舞台、「自立した人間になる」決意に秘めたお金観とは?【前編】

奈津子流「節約術」:徹底的なリサーチ、公的支援や非課税制度を活用

――家計管理で工夫していることはありますか。

今年5月に子どもが生まれてからは「余計なものは、なるべく買わない」と決めています。子育てグッズの選択肢は幅広く、買い始めたらキリがないからです。必需品がほしい時も正規価格で購入するだけでなく、レンタルサービスやフリマアプリも利用していますね。子育てグッズは増える一方なので、不要になったら返却できるレンタルサービスはとても心強いです。

「リサーチは欠かせない」という奈津子さん

そのほか、出産してから夫婦で公的な支援サービスについて勉強しました。東京都の出産応援事業「赤ちゃんファースト」では10万円分の育児グッズやシッターサービスを利用しました。また、産後の母親をサポートしてくれるサービス「産後ドゥーラ」は当時住んでいた区域が助成金の対象だったので家事支援などをお願いしました。

待機児童向けには「居宅訪問型保育」という選択肢もあります。仕事復帰した頃は育児と仕事の両立でパンクしそうでしたので、これらのサービスは非常に助かりましたね。育児に関わらず、ご自身が住んでいる地域で活用できる助成制度についてマメに調べると良いと思います。

――経済的な面で20代のうちに、「やっておいてよかった!」と思うことはありますか。

20代後半から始めたiDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA(少額投資非課税制度)は、節税にもつながるので、やっておいてよかったと思っています。夫が投資に詳しいので、私自身も金融について勉強していきたいですね。子どもが生まれてから、育児にも非常にお金がかかり、活用できる制度などを知り、賢く使っていかないと…と感じているので。

――運用状況はどのぐらいの頻度で確認されますか?

私自身は、投資・資産運用を長期で考えているので、夫に細かく運用状況を確認することはありません。ただ、世界で起きているニュースや業界の動向についてはチェックし、情報の感度を高くするようにしています。特に私は家電の売れ行き等を通して、家電業界における各企業の立ち位置や動向を肌で感じています。

家電のトレンド、家電選びで失敗しないコツとは

――最近の家電のトレンドを教えてください。

ここ数年間、家電では「時短」が大きなキーワードの1つでしたが、最近は「時産」という時間を生み出す価値が重視される傾向が見られます。これまでは、できる限りムダを削減して効率を高めることが追求されていました。それが最近は、時間を生み出し、ゆとりの時間を楽しむ方向に家電のトレンドもシフトしているようです。

また、コロナ禍の影響でおうち時間が増えたことから、家電の「エンタメ性」がより注目されるようになったと思います。宅飲みを楽しくする調理家電やマルチ機能が付いたプロジェクター、在宅太りを防ぐためのヘルスケア家電が多く発売され、売り上げも伸びてきています。

家電女優 奈津子さん:「家電への先行投資で暮らしはより豊かになる」【後編】

――家電の購入で失敗を防ぐには、どうしたらよいでしょうか。

目的を明確にして買うと良いでしょう。例えば電動歯ブラシなら、歯を白くしたいのか、歯茎をケアしたいのか、虫歯に気をつけたいのか…など、自分の歯をどうしたいのかを考えてから買うと失敗を防げます。

自分の希望がわからないままに買い物してしまう場合も多いのではないでしょうか。そうすると、買っても使わず後悔することになります。なので、私は何かを欲しいと思ったら、「この商品を買うことによって、どうなりたいのか」を考えるようにしています。それは家電のみならず、すべての買い物について言えることかもしれません。

家電の力でストレスを緩和

――今後、新たにチャレンジしたいことは?

産後、ありがたいことに親目線でのコメントを求められる仕事も増えてきました。その中で、仕事と育児に葛藤する、ありのままの自分をさらけ出していけたらなと思っています。何でも器用にこなせるスーパーママさんと違って、私はズボラで家電に助けてもらって生活しているので。素の部分を包み隠さず、そんな私だからこそ提案できることを発信していきたいですね。女優としては母親役にも挑戦できたらいいなと思います。

――仕事や育児でストレスを抱えている人たちへのアドバイスをお聞かせください。

コロナ禍で行動制限もあり、友人同士で集まったり、外で気分転換する機会が減ってストレスをため込んでいる人たちは、本当に多いですよね。私自身も含め…。そんな中、家電でお部屋の中を快適にすることで、ストレスは緩和されると思います。

奈津子さん最近オススメの便利家電3選

――最近オススメの便利家電を教えてください。

Wi-Fiに繋ぐだけで世界1,000ヶ所以上の風景を4k映像で眺められる壁掛けディスプレイです。

これは、朝はオレゴンの草原、昼はパリの中心地、夜はアフリカで花火を観る…というような設定もできるので、海外旅行の気分を味わえます。

特にコロナ禍で自宅に缶詰め状態の時に癒されました。リモートワークが多く、自宅で閉塞感を感じている方にお勧めですね。

これがあると部屋中がムラなく暖まるので、真冬でも小春日和のような暖かさを感じられます。

他社の類似品と比較しても、操作性が分かりやすく、転倒の心配がなく安心感があり、軽量で持ち運びにも便利です。

エアコンの場合、風が出るので部屋の空気が乾燥しがちですが、これは輻射によって空気を暖めてくれます。ですので、空気も乾燥することなく、お肌の潤いも保たれます。

これまでルンバと言うと、「部屋を掃除してくれるのはいいけど、ゴミ捨てが面倒」というイメージがあったと思います。

それが、この新しいルンバには60日分の吸引したゴミを自動ゴミ収集機に収納する機能が付いていて、たまったゴミが自動で紙パックに排出されるようになっています。なので、ゴミ捨ての手間がいらなくなったのです。

また、従来のルンバの見た目は「黒い艶々ピカピカ」が特徴的でしたが、柔らかい布素材の加工に変わり、親しみやすい雰囲気になりました。同メーカーが出している水拭きもできるロボット掃除機「ブラーバジェットm6」と合わせて使うと床がピカピカになりますよ。

私は家電に先行投資をすることで、暮らしをより豊かにできると考えています。大変な時期こそ、上記のような家電の力を借りて、少しでも楽しく穏やかに生活していけるとよいですね。※本インタビューは2021年11月5日に実施しました。