15

Oct

ジャキッ! ブラック・アンド・デッカーのハンディ掃除機は変形する

実用性とロマンのフェイスオープン。

工具でおなじみ!なブラック・アンド・デッカー(BLACK + DECKER)が発表したのは、なんとハンディ掃除機「10.8Vハンディクリーナー」。見た目は「いかにも」なハンディ掃除機なんですけど、新しいアプローチを採用しています。一部が変形するのです。

僕、「理屈はわからんが変形するとなんか強くなる!」というスーパーロボットも大好きですが、理論と構造と実用性に基づいた論理的な変形をみせるロボットも大好物です。

*編集部より:以下の小文字部分は読み飛ばしていただいてもかまいません。

ジャキッ! ブラック・アンド・デッカーのハンディ掃除機は変形する

なかでもサナリィの傑作であり問題作でもある「F91」のリミッターを解除した最大可動モードは、ロマンと理論を兼ねた素晴らしい変形機構だと思っています。高負荷を与えるとコンピューター(バイオコンピューター)の冷却が追いつかなくなるため、肩部から放熱フィンを展開。頭部を守るフェイスガード部も展開され、口腔型エアダクトから冷媒を排出する。といった比較的シンプルな変形となりますが、こういう理屈の元に変形していて、その効果はこうであり、メリットとデメリットはこうなる。といった、バックグラウンドを知ることで、そこに美しさすら感じられるのです。

なお、このフェイスオープンは宇宙世紀0133年の木星戦役時に登場した一部の量産型F91や、事実上の後継機となる「XM-Xシリーズ(サナリィでの型番はF97」にも引き続き採用されています。この辺りのバックグラウンドが気になる方は、映画『機動戦士ガンダム F91』の前日譚となる漫画『機動戦士ガンダムF91プリクエル』、F91劇中のコスモ・バビロニア戦争後を描いた『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム ‐スカルハート‐』『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』で語られているので、そちらもぜひ御覧ください。

話が逸れましたが、ブラック・アンド・デッカーのハンディ掃除機は吸い込み口が変形します。

狭いところもOK。広くも吸える便利なやつです。

10.8Vハンディクリーナーは10月下旬から発売予定で、希望小売価格は1万3200円。変形ロマンもあるけど、アタッチメント要らずでガバっと開いて面で攻められる!って、すごく実用的な変形機構だと思いません?

Source: ブラック・アンド・デッカー