26

Nov

ダイソン V11 Outsizeレビュー:バッテリーが大きく、交換しやすくなったコードレス掃除機!

これで大掃除もラクになる?

最新のDyson V11 Outsize(ダイソン V11 アウトサイズ)は、前モデルと比べて大きめで重ため。だけども、コードレス掃除機につきものだった諸問題を改善しているのだとか。米GizmodoのAndrew Liszewskiがレビューしています。


Dyson(ダイソン)がコード付き掃除機をもう作りませんと宣言したのは、2018年のこと。

コードレス掃除機の良いところはもちろんたくさんあって、便利なことには間違いないです。でも、それと引き換えにバッテリーの問題が付きまとうのも事実。掃除中の電池切れだけでなく、長期的な寿命も(特にパワフルな吸引力を発生させるのに十分な速度で回転するモーターで動く)コードレス掃除機ならではの課題だったりします。

そもそもダイソンの製品が安くはないことを考えると、たった数年の使用でガタが来たり、交換用バッテリー(1年目以降は保証対象外)に1万円以上の出費がかさんだりするのはいささか悩ましいところでもあります。いっぽう、我が家で長持ちしているのがDyson Ball(コード付き)。もう10年以上問題なく使っています。

さらに新しく登場したDyson V11 Outsizeは、コードレスのバッテリー問題を改善して、コード付き掃除機の代替品となり得るかもしれません。

Dyson V11 Outsize

これは何?:バッテリー交換が簡単になった、ダイソン V11 コードレス掃除機のドデカ版。いくら?:730ドル(バッテリー1つ)、800ドル(バッテリー2つ)好きなところ:バッテリー、クリアビンが大きめで重ため。にもかかわらず、使いやすい。バッテリー交換も簡単。好きじゃないところ:壁掛けドックでは、予備バッテリーと掃除機を同時に充電できない。

前モデルとの違い・継承しているところ

まず、2019年に登場したDyson V11と比較してみましょう。

簡単におさらいすると、V11はコードレス掃除機特有の課題を最小限に抑えるべく、床面に応じて吸引力を調整する自動モード、さらにバッテリーがなくなるまでにどれだけの時間がわかるカウントダウンタイマーなどを導入しました。

いっぽう最新のDyson V11 Outsizeは、大きめなバッテリー、150%サイズアップしたクリアビン、25%幅の広いクリーニングヘッドを搭載しています。

V11 Outsizeのクリーニングヘッドは、V10やV11よりも幅広に作られています。

ダイソン V11 Outsizeレビュー:バッテリーが大きく、交換しやすくなったコードレス掃除機!

これはダイソンがコード付き掃除機に使用していたのと同じサイズで、理論上はより少ない移動でより広い領域を掃除できるので、おそらく広い家ならば役立つはず。いっぽう、ちょっと狭いスペースを掃除するときには、より小さなアクセサリに切り替える必要があります。そんなときはV10の小さいクリーニングヘッドが恋しくなりそうですが、V11 Outsizeにも良いところがあります。それは、長い髪の毛など絡みやすいものを掃除するために手入れしやすくなった内部の回転ブラシバー。

ブラシバーの手入れをするのに、開けたり取り外したりするのが非常に簡単になりました。このメカニズムは、今後登場するモデルでもぜひ継続してもらいたいです。

いっぽう、掃除機の上部に注目すると、V10を大幅に改善した、V11のシースルーなフィルターカバーも継承しています。

私の周りには、ダイソンのコードレス掃除機のフィルターがどこにあるか知らなかったり、取り外し可能であることを知らなかったという人たちがいて、彼らにフィルターがどれほど汚れているか何度説明したことか...。

V11 Outsizeのように、カバーが透明だと、汚れたフィルターの手入れが必要なタイミングを簡単に確認できそうです。

注目すべきはバッテリー

私が、「これでダイソンのコード付き掃除機の代替品として機能する」と思えたのは、バッテリーの交換がかなり簡単になったこと。取り外しはボタンひとつでできます。ただしサイズが増した分、重たく感じるのも注意したいところ。

V11 Outsizeには730ドル(バッテリー1つ)、800ドル(バッテリー2つ)の2種類ありますが、どちらがお買い得かというと、2つのバッテリーが同梱された800ドルのほうだと思います。

使いやすさについて

残念なのは、V11 Outsizeがふたつのバッテリーを同時に充電できないこと。これまでデザインや使いやすさを重視してきたダイソンらしくない気がします。

壁に取り付けられるブラケットも、V11 Oversizeの場合、ふたつのバッテリーに対してふたつのブラケットがついています。充電時間を短縮するために、別々の充電器を用意したのかもしれませんが、これがひとつにまとまっていたら良かったのにと思います。

V10やV11と比べると、V11 Outsizeは重たいです。でも、それが大きな欠点かというとそうでもないです。たとえばV11 Outsizeのハンドル部分の持ちやすさなど随所に人間工学的な発想が取り入れられていて、長く掃除していても疲れないようになっています。

コード付きのDyson Ballと比べても、部屋から部屋への移動も操作も快適で使いやすく、ゴミ箱を空にするのも簡単です。作業が終わったら、電源コードを巻かなくても、壁の充電器にセットすれば充電できるのも、コードレスならではの便利さだと思います。

最後に、バッテリー稼働時間について。ダイソンはちょっと楽観的で、かなり理想的な条件のもと120分という数字を出しています。

実際は、毛足の短いカーペットで「オート」モードに設定すると、各バッテリーで約25分ずつ、計50分持続。同じカーペットで、最もパワフルな「ブースト」モードに切り替えてみると、各バッテリーの寿命が12分ほどさらに短くなりました。

こうした結果は、ダイソンV10と近く、V11 Outsizeのバッテリーが画期的なイノベーションを導入した...というわけではないことがわかります。でも充電が切れたとき、もう一つのバッテリーに素早く交換できるようにはなったんですけどね。

どんな人に向いてる?

アパートメント暮らしの場合は、小さめのダイソンV11で十分かもしれません。一軒家暮らしや掃除するスペースが広くある場合、コードレスでもじっくり快適に大掃除する場合には、V11 Outsizeが間違いなく役立ちます。その際は、2つのバッテリーを含む800ドルのバージョンを購入するほうがお得です。もし、時間をかけてじっくり掃除する習慣があるという人は、3つ目のバッテリー(追加で150ドル)を買うことを検討するのも良いかもしれません。

そうはいっても、誰もが気軽に買える金額ではないことについては議論の余地もないんですけどね。何年か使って、またバッテリーを交換する必要が出てきたら、さらなる出費にもなりますし。ダイソンの製品が手ごろになることは稀で、コードレス掃除機は特に高価なものです。

でも、もし掃除機にはこだわりたいという人や、(私みたいに)床に何かが落ちているのを見るのも嫌で、常に稼働準備OKな掃除機が壁にかけてある状態が好きな人は、買って正解と思える瞬間が必ずやってくるのではないでしょうか。

コードレスですいすい掃除して、ポイと捨てられる手軽さはクセになります。でも、コード付き掃除機でも良いという場合、追加の出費なく何年も使えるダイソンの直立型掃除機もまだ手に入りますよ。

メモ