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自動車部品、掃除機、化粧品の箱… リサイクル材で作られた40体以上のロボットが出迎えてくれるレストラン「ロボタジア」に行ってみた

筆者は先日、40体以上のリサイクル材で作られたロボットのいるレストランに行ってきた。【全画像をみる】自動車部品、掃除機、化粧品の箱… リサイクル材で作られた40体以上のロボットが出迎えてくれるレストラン「ロボタジア」に行ってみたダイソン(Dyson)の掃除機から作られたロボットもいれば、自動車やバイクの部品で作られたロボットもいる。リサイクル材で作られた『アイアンマン』のレプリカは、約4000ポンド(約60万円)で販売中だという。レストラン「ロボタジア(Robotazia)」には40体以上のロボットがいる ── 共同創業者のマーク・スワネル(Mark Swannell)さんとジョイ・ギッテンズ(Joy Gittens)さんが作ったものもあれば、イギリス各地で集めてきたものもある。 店に入ると、さまざまな形とサイズのロボットがあちこちに配置されていて、4体のしゃべるロボットが客のテーブルまで料理を運んでくれる。筆者がテーブル席に座ると、ロボットの「スパーキー(Sparky)」があいさつをするために近寄って来た。スパーキーは金属やプラスチックのスクラップから自分が作ったロボットだと、スワネルさんは話した。自動車やバイクの部品で作られた「オプティマス・プライム(Optimus Prime)」は、ロボタジアへ来る前はロンドンのある店の外に立っていたロボットだと、スワネルさんは明かした。ドアの近くに立っているのは、アイアンマンだ。ロボタジアでは、リサイクル材で作られたこのレプリカを約4000ポンド(約60万円)で販売中だとスワネルさんは話した。共同オーナーのジョイ・ギッテンズさんは、ロボットの「イスラベル(Yslabelle)」を作るためにイヴ・サンローランの化粧品の箱を約800個集めたとInsiderに語った。イスラベルを作ったのはスワネルさんだ。「マイク・ダイソン(Mike Dyson)」は、その全てがリサイクルされたダイソンの掃除機から作られている。高さ3メートルと、ロボタジアの中で最も大きなロボットだ。マイク・ダイソンは組み立てられた後、スワネルさんが赤と茶色に塗った。店内で一番すごいロボットだと、筆者は思った。 リサイクルの廃材から作られた「アダム1971(Adam 1971)」は、『スター・ウォーズ』のような雰囲気を醸し出していた。高さ147センチ、重さ15キロと、ロボタジアの中では小さい部類に入るロボットだ。アダム1971とやや似ているのが「A55A51N」だ。リサイクルされたマネキンとその他の余った金属部品で作られている。「ターガン(Tagan)」はロボタジアの中では大きい部類に入るロボットだ。 掃除機や自動車部品といったさまざまなリサイクル材でできている。トランスフォーマーのようなこちらのロボットは「オーディボット(Audibot)」と呼ばれていて、主に子ども用のおもちゃの電動乗用カーでできている。高圧洗浄機や自転車、エンジンの部品なども使われている。ギッテンズさんとスワネルさんが見つけた「トロニック(Tronik)」は、とある工場でしまい込まれていた。トロニックは頭やからだの向きを変えられるだけでなく、スイッチをオンにすると目が青く光る。テレビドラマ『ドクター・フー』のファンなら、ロボタジアにいる「ダーレク(Dalek)」を気に入るかもしれない。ロボタジアには、手の消毒液を担当するロボットまでいる。このロボットも金属スクラップやばねでできている。[原文:Robots inside this sci-fi restaurant are made of recycled car parts, vacuums, and makeup boxes ─ you can even take one home for $5,300](翻訳、編集:山口佳美)

Kate Duffy

 自動車部品、掃除機、化粧品の箱… リサイクル材で作られた40体以上のロボットが出迎えてくれるレストラン「ロボタジア」に行ってみた